毎年、冬の電車内が暑すぎる
毎年の事だが、私が通学に使っている電車は、11月ごろになると突然車内が異常なほど暑くなる。
まるでサウナのようだ。汗が吹き出てくる。
そして目的地に着く。
車外に出る。
汗が乾く。
寒い。
この体温変動シーケンスを毎日、毎日繰り返している。
車内の異常な高温化。
その一因は車内の暖房にあると思うのだが、暖房の程度は誰が決めているのだろうか。
車掌だろうか。それとも車掌の横にいる役職名の分からない彼だろうか。
どちらにせよ、誰が空調を調節する役割を担っているかは私には知る由もない。
そこで、空調を調節して下さっている'誰か'を仮にAさんとしておこう。
Aさん。
勘弁してくれ
あなたのその人間離れした温度感覚は
私の生殺与奪の権を握っているのだ
Aさんは一体どのような神経でもってこんな空調の弄り方をしているのだろう。
機械の使い方がよく分からず、とりあえずツマミを精一杯振り切っているのか。
それとも、体温が34度の、ヤバい人なのか。
真面目な話をしよう。
Aさん、あなたはどのような格好で勤務していますか?
もしあなたが制服を着て車内で働く乗務員の方々のうちの誰かだとすれば、あなたの制服は薄すぎる。
この時期になると朝と夜はびっくりするくらい寒くなる。
Aさんも朝早くから出勤し、この電車に乗っている訳だから、この時期の気温がどのようなものか理解している事でしょう。
だけど、電車に乗ったあなたはもうコートもダウンジャケットも着ちゃいない。
あなたは良かれと思い、自分の感覚という、ワンブロックの成人男性と同じくらい信じてはいけない尺度で空調を操作する。
そして我々、乗客はこの外界の寒さを忘れてしまう前のあなたと同じように、モッコモッコの超防寒着で車内へと乗り込む。
電車という乗り物の定刻通りに発車してしまう性質からして、中には急いで車内に駆け込む人もいる。このような人の額から汗が滴りはじめ、やがて車内はサウナルームと化すのだ。
我々乗客は、この寒空の下、駅のホームまで何とかやってきているわけだから、ある程度の「寒さへの覚悟」と、「予防するための防寒着」をすでに各々で準備してきている
ーーもし電車内に暖房が無ければ、我々はスマホを弄ることもできず、ただひたすらマフラーに顔を埋めて目的地に到着するのを待つ事になるだろう。
そんな乗客の顔は見たくない。そんな思いからAさんは日々、暖房を思いっきりかけてくれているのだ。いち乗客として、感謝の意を表したい。
しかし、ある程度防寒をしてきている我々は、そこまで寒がり果てている訳ではない。
あくまで、「防寒着を着ている人間を、車内に入るなり安心させるに足る温度」を要求しているのであるッッッ!!!!
最後まで書いて、自分は相当面倒臭い客だなあと思いました。
多分ここまで電車が暑い暑いって騒いでるのも実は私だけなのかもしれません。
申し訳ありませんでした。痩せます。